モウセンゴケ  
   モウセンゴケ科・モウセンゴケ属
学名:Drosera rotundifolia

和 歌山県レッドデータ・絶滅危惧1B類(カテゴリ
 


2015/07/24撮影

6月から8月に花をつける。花は白い花びらが5枚。
     
     
     
     
   
 2015/07/24撮影
茎の中心から花柄を伸ばし、花柄は先端が渦巻のように丸まり、
その巻きの外側に花をつけ、花が咲くにつれ真っ直ぐになる。
     
     
     
     
   
 2015/07/24撮影

モウセンゴケの群生。
     
     
     
     
   
 2015/07/24撮影

岸壁の水が滴る場所に咲く様子。
     
     
     
     
   
 2015/08/27撮影

モウセンゴケの種子は無数にできる紡錘形の袋に1個ずつ入っている。
     
     
     
     
   
  2015/08/27撮影

日当たりのよい場所に育つものでは、粘毛は赤く色づき、一面に生育している場所では毛氈を敷いた
ように見えることから、毛氈苔の名がある。

葉は鮮やかな赤色を帯び、これが緋毛氈(ひもうせん)に例えられた。
     
     
     
     



葉にははっきりした葉柄があり、葉身はほぼ円形で、一面に長い毛があり、その先端から粘液を出す。
これに虫がくっつくと、粘毛と葉がそれを包むように曲がり、虫を消化吸収する。

基本的には根も葉もあるので虫を捕まえなくても生育が可能であるが、昆虫を捕まえることができると
開花が盛んになり、多数の種子を形成することができる。













暖帯の湿原にもよく成育するが、元々寒冷な地方が分布中心であるためか、温暖な地方では
高山の湿原に成育するものほど大きくはならず、赤色も鮮やかではない場合が多い。



















モウセンゴケの捕虫葉

葉の縁および表面に粘液滴を持つ腺毛を持ち、ハエやガなどの小型の昆虫を捕らえて
窒素化合物やリン酸などを得ることで、土壌の栄養塩類に乏しい湿原に適応している。













新芽の誕生














新芽の誕生
分 布=北海道・本州・四国・九州
花期=6〜8月
花の大きさ=10〜15mm

inserted by FC2 system