ミゾカクシ
ミゾカクシ キキョウ科ミ ゾカクシ属
別名・アゼムシロ
学名:Lobelia chinensis



ミゾカクシは稲作が行われる地域に広く分布する水田雑草で、中国から東南アジ アにも分布する。
小型の多年生草本で、草丈は10cmほどにしかならないが、名前の通り水田周辺の溝が隠れて見えなくなるほど、

あるいは畦にむしろを敷いたように群落を形成する。























ミゾカクシの花は、上唇が大きく2裂し、下唇が3裂するという表現になるが、 元々合弁花なので
(花筒の先端は5裂している)でもよいのかもしれない。

花筒の上側は深く切れ込んで花の内部が見える。
花柱の周囲には筒状に合着した雄しべの葯がある。

花筒の入り口には緑色の紋様がある。
この斑紋は昆虫飛来のマーカーになっていると思われるが、
着陸のプラットホームの真上に雌しべの柱頭と葯が位置していることになる。























花期=6月頃から10月まで淡い紫色を帯びた花を咲かせる。
花=1cmほどもないので目立たないが、近寄ってみると愛らしい。
葉=やや厚くて柔らかく、披針形で 長さ1〜2cm。










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