マ メ科・ナタマメ属 学名：Canavalia lineata.

		海岸に生育する、つる性の多年草です。 乾燥に強く、茎は海岸の砂地や岩上をはって、枝分かれしながら広がります。 茎の基部は木質化しています。 遠目にはクズの群落のようにみえますが、葉には毛がなく光沢があり、質も厚いので区別がつきます。
		分布＝本州中南部・四国・九州・沖縄 花期＝６〜９月で、葉の付け根から総状花序を出し、紅紫色の蝶形花をつけます。 名の由来＝実を幅広の刃物の鉈（なた）に見立ててつけられたようです。
		花 は大型で長さ２．５〜３�aです。一般的なマメ科の花と比べると上下が異なり、旗弁が下に広がり、 舟弁が上についているのもハマナタマメの特徴です。
		豆 果はソラマメに似て厚みがあり、長さは１０�a前後です。 マメの中には楕円形で長さ１．５�aほどの種子が２〜6個入っています。
		マメの殻には、チャックのような模様があります。
		殻の中には種子が２〜6個入っています。