フタリシズカ
セ ンリョウ科・センリョウ属
学名:Chloranthus serratus




地下の根から茎を直立して高さ30〜50センチになる多年草。
葉は、始め2枚楕円形の長さ8〜20センチの葉を対生に出し、90度ずれて同様の2枚葉を対生に出す、
葉縁には不規則な鋸歯があり、4枚の葉は輪生に見える。















春、茎の頂端から1〜5本の花序を出す。
花序は2本のことが多いので、フタリシズカとの優雅な名前をいただいた。

地下茎でも繁殖し、群落を形成する。
花穂は、丸く白い小花が集まり、白い小花は雄しべで3個に分かれていて中に雌しべがある。
花後の種子は下垂する















フ タリシズカの花穂は通常1―3本だが、株の勢いで5本にもなり、固定していない。
ヒトリシズカは、花が咲いてから葉が出るが、フタリシズカは葉が出てから花が咲く。
花の咲く時期はヒトリシズカより遅い。











名前の由来=フタリシズカの名の由来は、静御前の亡霊が 舞う能に由来するといい、
花穂の数が1〜5個になるのは、静御前の亡霊がこの花に乗り移ったからだという。

分布=北海道・本州・四国・九州
花期=4〜6月
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