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ナズナは畑や水田、道端、荒れ地などに普通に見られる1年生の草本。
春の七草の1つであり、七草粥の摘菜とされる。
科としては菜っ葉の仲間なので、冬季の野草としては昔は貴重なものであったであろう。
秋に芽生え、冬はロゼットで越冬し、早春から開花をはじめる。花は次々に花を咲かせる
無限花序であり、下の方は果実が形成されているが、先端部では次々とつぼみを形成して
開花する。
このような開花・結実の形式は、確実に種子形成を行い、余裕があれば更にたくさんの種子
を形成しようとする戦略であり、畑のような不安定な立地に生育するには適した方法である。 |