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ナルトサワギクは、第2次指定特定外来生物に指定された有毒植物です。
1976年に徳島県鳴門市で確認された。
アルカロイドの一種であるセネシオニンやセネシオフィリンなどを含むため、食草動物に対して
有毒である。 (環境
省・外来生物法より)
キク科キオン属の植物は、肝毒性や発がん性を有するアルカロイドを含むそうです。
このナルトサワギクは強い繁殖力があり、観賞用として安易に栽培しないよう注意すべきです。
ナルトサワギクを見つけたら抜き取って、家畜に食べられないよう袋に入れ焼却するなど、
定着を防ぐ対策が必要でしょう。
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ナルトサワギクは高さ50cm前後に成長し、背丈の低い時期から一年中花を咲
かせる。
自家不和合とのことで、複数の株が近隣になければ結実しないことになる。
風散布なので、種子は遠隔地にも到達するであろうが、単独では結実しないとすれば、
その時期における駆除が重要であることになる。
葉は変異が大きいとの事。『葉が線状披針形のもの、下部の葉の基部が葉柄状になるもの、
葉身が羽状に中裂〜深裂するもの、中部の葉の基部がやや耳状になって茎を抱くものがある。
(環境省)
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ここに掲載したものの葉は、葉の基部は葉柄がなく、茎を抱いている。
葉の縁は突端となった低い鋸歯があり、質はやや厚い。
侵入初期なので、撲滅できる可能性がある。
特定外来生物に指定されたことによ
る効果があるかどうかが注目され、
外来生物法の真価が問われるであろう。
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≪生態系に関わる被害≫
◎侵入して間もない
にもかかわらず急速に分布を拡大しており、在来種と競合するおそれがある。
◎オーストラリアでは大繁茂して、年間200万ドルの損失を生じている。
◎ハワイ諸島でも急速に分布を拡大しているため、侵略的な種として積極的な駆除が呼びかけら
れている。
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