ナンバンギセル
ハ マウツボ科・ナンバンギセル属
別名・オモイグサ
学名:Aeginetia indica




山野によく見られる1年生の寄生植物。ススキ、ミョウガ、サトウキビ等の根に 寄生する。
茎は短くて地中にあり、りん片状に退化した葉のもとか ら長い花柄を立て、その先に1個
ずつ花を横向きにつける。

がくは舟形で大きく花冠は紅紫色でやや2唇形、めしべ 1おしべ4があって花冠筒は、子房を
取り巻いて膨らむ。


















花柱はまがり、子房はがくにつつまれたまま発育して果実となる。ナンバンギセ ルは「南蛮ぎ
せる」で、マドロスパイプに姿が似ていることからつい た。


古くは「思い草」 といい、うなだれるようにして花を咲かせる姿をたとえたもの。

「万葉集」にはすでに

            「道の辺の尾花がしたの思い草

                     今さらさらに何をか思はむ」 

 
                                   と、読まれています。













花期=8月〜10月
分布=北海道・本州・四国・九州・奄美・琉球






















ちょっと失礼。お腹の中を見せていただきました。
まるで赤ん坊がお腹の中で眠っているみたいです。

メシベ1オシベ4があって花冠筒は、子房を取り巻いて膨らむ。
inserted by FC2 system