マメ科・タンキリマメ属 学名：Rhynchosia volubilis.

		タンキリマメは千葉県以西の本州〜琉球、朝鮮・中国・フィリッピンに分布する 多年草のツル植物。 海岸近くの草地や低地の荒地に生育する。茎は長く伸びて密に葉をつけて他の植物を覆う。 花は7月から10月にかけて次々と咲き、葉腋から花茎を上方に伸ばして花序を形成するが、 花茎の長さは短いので、花は葉に隠れて目立たないが、果実が稔ってくるとやや伸びて見える ようになる。 花＝淡黄色色で水平に咲き、長さ8〜10ｍｍ。 顎＝短毛を密生し、長さ6〜8ｍｍ。
		葉は3小葉からなり、小葉はひし形に近い倒卵形で円頭。葉はやや厚く、両面と 縁に毛がある。
		豆果は密に付き、長さ12〜13ｍｍで、表面に短毛があり、赤く熟す。 中には2つの光沢のある種子が入っている。
		分布＝本州（関東/中部/近畿/中国）・四国・九州・沖縄 花期＝7〜11月