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サネカズラは関東地方以西の本州・四国・九州、朝鮮・台湾・中国の暖帯から亜
熱帯にかけて
生育する常緑のツル性木本。丘陵地帯の広葉樹林の林床や林縁などに生育する。
若枝は赤紫色を帯びるが古い茎ははコルク質の皮層が発達する。枝葉ツル性であるが、
あまり巻きつく印象はない。
むしろまっすぐ伸びて垂れ下がったりするので、普通の木本の枝と区別しにくいことが多い。
林床に生育している若い個体では、ツルを伸ばしていないこ とも多いので、常緑高木の若木と紛
らわしい。
葉は無毛で長さ5〜13cm。先端はやや尖り、革質。縁には荒い鋸歯があるが、林床に生育する
若い個体では鋸 歯が目立ち、日当たりの良い場所の葉は鋸歯が低くなる。葉の裏面には、
しばしば赤味を帯びた斑紋ができる。
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