キシュウネコノメ


ユキノシタ科・ネコノメソウ属
学名 Chrysosplenium macrostemon var. calicitrapa

和歌山県レッドデータ・絶滅危惧2類(カテゴリ



山地の 湿った所に生える多年草でイワボタンの変種。草丈は5〜13cm茎は赤味をおびて直立する。
花時にも根出葉が残ることが多く茎の葉は対生する。

根出葉は広卵形で灰白色の汚斑あり1〜2cm葉柄あり、花後は走出枝を出して先に卵円形の葉をつける。
花序の直ぐ下の葉は母種と同じで細長くなる。
花序同士はやや離れてつき苞葉は花時黄色くなる。









ニッコウネコノメとよく似ているが萼 裂片が斜開することで違いが分かる。









花時に根出葉が残ることが多い点や花 序同士が
やや離れ気味につくことなどで視覚的にも区別出来る。











萼裂片は黄緑色で斜開し雄しべは8 個。
雄しべは萼より長くて超出し葯の色は暗赤紫色。

ニッコウネコノメとよく似ているが萼裂片が斜開すること。










キシュウネコノメの種子
一番の特徴は種子の突起が著しく細長いことであ る。
分布区域でキシュウネコノメソウだとお師匠さんからお聞きしていましたが、やっと3年目で
種子をみれば
一番確実だと
自分で納得できるようになりました。

種子=100倍のマクロ撮影

分布=本州(和歌山県南部、奈良県南部)
花期=3〜4月

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