キランソウ

シソ科・キランソウ属
　　別名・ジゴクノカマノフタ
　　学名：Ajuga decumbens

本州、四国、九州の草原などに分布する。地面に平たく這い蹲ったような植物で、
葉をロゼット上に出し、匍匐枝を横に伸ばす。
春に青紫色の花を咲かせる。

葉のわきに鮮やかな濃紫色の唇形花をつける。
キランソウは、唇形花冠の上唇が目立たないほど小さいのが特徴で、
上唇は浅く２裂し、下唇は大きく３裂、その中央の裂片がさらに浅く２裂する。

鍔は５深裂し、毛があります。
雄しべ４本のうち２本は長くなっています。
花の長さは柄も含めて１．５ｃｍほど。

根生葉は、放射状に生え倒披針形、先端はとがらず、縁に粗い鋸歯がある。
茎の葉は対生し、上部のものは小さい。

分布＝本州・四国・九州
花期＝３～５月