ワルナスビ

ナ ス科・ ナス属
学名:Solanum carolinense



茎や葉に鋭いとげが多いうえ、垂直および水平に広がる地下茎および、牛糞などに混じる種子でよく繁殖し、
除草剤も効きにくく、一度生え ると駆除しにくい。

耕耘機などですきこむと、地下茎の切れ端一つ一つから芽が出て独立した個体に再生し、以前より増えてしまう
始末の悪さである。和名の 「ワルナスビ」は 、このような性質により付けれた
日本では昭和初期に千葉県成田市の御料牧場で牧野富太郎により発見及び命名され、以降全国に広がって いる。










花は白または淡青色でナスやジャガイモに似ており春から 秋まで咲き続ける。
茎の途中から多数の枝を出し先端に直径約2aの、5裂した淡紫色の花を5〜8個集散状につ ける。









葉は互生して柄があり長さ5a〜15a、幅4a〜8aの 長楕円系で、
縁には波状の大きな鋸歯がある。









果実は球形で黄色く熟しトマトに似ている。しかし、全草 がソ ラニンを含み有毒であるため、
家畜が食べると場合によっては中毒死することがある。

花期=6〜10月
分布=本州・四国・九州


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